2011年09月15日
静岡新聞 「戦争の悲劇知って」
高校3年生の春の出逢い。
新聞の読者の投稿欄にあった、井出さんの投稿を読んで、
わたしはこのおじいちゃんに会いたくなった。
そして、会いに行っちゃった。

わたしと同い年の時、中国大陸で砲兵として命をかけて戦っていた井出さん。
彼の体験はわたしがどんなに言葉を並べても、表現できないくらいものすごくて、
そして、こんなに顔をくしゃくしゃにして笑うおじいちゃんが若い時、
人を殺してたなんで思えなかった。
20歳の私と、90歳の井出さんの、今も続く交流。
井出さんが綴った、
70年前の記憶。
若い人たちに、知ってほしい、って手書きで何十頁にもわたって。
読んだ私は衝撃を受けた。
「あすがわかるといふものは、元気が出るものです。」
―――明日が、分からない毎日を送っていたんだ。ハタチのときに。
これを、わたしの中にとどめておくのはもったいないと思ったから、
井出さんの手書きの文字を追って、
文字おこしをしてみた。
15000字にわたる、井出さんの記憶。
わたしたちは、ラストチャンス世代。
戦争ってものを生で体験した人たちの声を直接聞ける、ラストチャンス。
わたしの子どもが、わたしくらいになったときには、
もう、戦争を伝える人はいなくなる。
沖縄で、涙を流しながら、ひめゆり部隊で頑張ってた話をしてくれたおばあちゃんも。
空襲で兄弟を失った、わたしのおばあちゃんも。
そして、井出さんも。きっと。
生きるって、すばらしい。
彼らと話していると、
ゆっくりと、でも力強いその口調から、
そんなことを感じます。
ありがとう!生きててくれて。
今日も世界中のどこかで、
少年兵が命を落とし、
子どもが空襲で死に、
罪のない人が傷ついていることを、
忘れちゃいけない。
でもそれよりも大事なことは、
自分が生きていることに、
感謝すること!
生きてる。それだけで、すばらしい!
これは、2010年、5月10日の記事。
懐かしいなー

ずっと応援してくださっている、
静岡新聞記者、市川さんに感謝します。
あこがれの大人のひとりです(^^)
新聞の読者の投稿欄にあった、井出さんの投稿を読んで、
わたしはこのおじいちゃんに会いたくなった。
そして、会いに行っちゃった。

わたしと同い年の時、中国大陸で砲兵として命をかけて戦っていた井出さん。
彼の体験はわたしがどんなに言葉を並べても、表現できないくらいものすごくて、
そして、こんなに顔をくしゃくしゃにして笑うおじいちゃんが若い時、
人を殺してたなんで思えなかった。
20歳の私と、90歳の井出さんの、今も続く交流。
井出さんが綴った、
70年前の記憶。
若い人たちに、知ってほしい、って手書きで何十頁にもわたって。
読んだ私は衝撃を受けた。
「あすがわかるといふものは、元気が出るものです。」
―――明日が、分からない毎日を送っていたんだ。ハタチのときに。
これを、わたしの中にとどめておくのはもったいないと思ったから、
井出さんの手書きの文字を追って、
文字おこしをしてみた。
15000字にわたる、井出さんの記憶。
わたしたちは、ラストチャンス世代。
戦争ってものを生で体験した人たちの声を直接聞ける、ラストチャンス。
わたしの子どもが、わたしくらいになったときには、
もう、戦争を伝える人はいなくなる。
沖縄で、涙を流しながら、ひめゆり部隊で頑張ってた話をしてくれたおばあちゃんも。
空襲で兄弟を失った、わたしのおばあちゃんも。
そして、井出さんも。きっと。
生きるって、すばらしい。
彼らと話していると、
ゆっくりと、でも力強いその口調から、
そんなことを感じます。
ありがとう!生きててくれて。
今日も世界中のどこかで、
少年兵が命を落とし、
子どもが空襲で死に、
罪のない人が傷ついていることを、
忘れちゃいけない。
でもそれよりも大事なことは、
自分が生きていることに、
感謝すること!
生きてる。それだけで、すばらしい!
これは、2010年、5月10日の記事。
懐かしいなー

ずっと応援してくださっている、
静岡新聞記者、市川さんに感謝します。
あこがれの大人のひとりです(^^)