2013年02月11日

わたしがお世話になっているみなさまへ。

最近、いろいろ申し遅れているので、
ここでお伝えしておこうと思って筆をとっています。
(いや、キーを叩いています)


2013年4月からの1年間、
大学を休学をしてバングラデシュでインターンをすることに決まりました。
(はい、いつまでも明るい茶髪なのは就活をしていないためです)

わたしがお世話になっているみなさまへ。





赴任地は、チッタゴン丘陵という、
首都のダッカから南東にガタガタのバスに揺られて12時間ほどのところです。


ここは山岳地帯、そして少数民族が暮らしている地域になります。


私は、現地のNGOが運営する寄宿舎学校に新しくできるランゲージセンタ―の日本語教師という立場で行きます。

私の他にも4カ国から語学の先生が集まる予定だそうです!

わたしがお世話になっているみなさまへ。

昨夏9月、そこへ下見に行ってきました。

現地の人と一緒に歩き一緒に暮らし一緒にご飯を食べ、
すぐに大好きになった地域と人々。


日本がいつのまにか失ってしまった
家族のつながりと地域社会のつながりが、
そこらじゅうにあふれているのが一番の魅力かな。


わたしがお世話になっているみなさまへ。

でも一方で、
そこがどんな地域なのか、
文献や資料からでは分からない現状も知ることになりました。



1997年まで民族紛争があったこの地域では、
今も政府側と少数民族側で民族対立が存在しています。



20年以上にわたる紛争中、
少数民族の人々は難民としてインドへ逃れたり、家族を失ったり、故郷を失ったり・・・



同じ国の人間なのに、憎しみ合いは終わらない。



でもそんな土地でも、子どもたちは笑顔なんですよね。
だって、家族がいて友達がいて、それが幸せなんだから。



よく、途上国の子どもたちの笑顔は日本の子どもたちの笑顔より・・・
って言う人がいるけれど、そういうもんじゃなく、
子どもの笑顔は素敵なものなんだと思う。
きれいなんだと思う。



わたしがお世話になっているみなさまへ。



私が赴任する学校は、紛争が最も激しかった1970年代、
紛争で親を失った子どもたちなどを対象にお坊さんたちが始めた寄宿舎学校です。

でも、この学校に通う、またこの学校に暮らす子どもたちの中には、
紛争で両親を亡くした子どもや制服が買えない子どももいることがわかりました。



そもそも経済的な問題で学校に来ることさえできない子どももいるのです。



チッタゴン丘陵の地域づくりは、もちろん、先進国からの援助に頼るだけではできません。

そこに暮らす人々が自分たちが暮らしやすい地域を築いていくことが大切です。

そのためにこれからの地域づくりの担い手となる子どもたちを豊かに育んでいく必要があります。

だから本当は子どもたちの遊び学びの機会を保障したい。


わたしがお世話になっているみなさまへ。



遊びで子どもたちはたくさんのことを身に付けます。
社会性、協調性、創造性、自主性、勤勉性…。




それらを身に付けた子どもたちに学びの機会を保障することでそれぞれの持ち味がより伸びます。

そこから、自らの地域づくりに取り組む、次代を担う若者たちが育つんだと思う。


そう思って、せっかくこの場所に行くんだから、
これは偶然ではないんだって思って、
大学の仲間と一緒に
この地域の子どもたちの遊びと学びをサポートするプロジェクトを立ち上げました。


それが
「ちぇれめいえproject」(⇒http://cheremeie.wix.com/cheremeieproject)です。

わたしがお世話になっているみなさまへ。


(ちぇれめいえ、ってバングラデシュの言葉で「子どもたち」って意味です^^)




これで世界中の問題が解決できるわけではないけれど、
普段、光があたらない地域に暮らす、
私が現地で直接出逢った人々の存在を、
大学生、社会人問わず、まずは多くの人に知ってもらいたかった。



そして、
日本から応援している人たちがいるんだよということを
ここに生きる子どもたちに伝えたかったというのが、
このプロジェクト立ち上げのきっかけです。

わたしがお世話になっているみなさまへ。


ということで、ぜひひとりでもたくさんの方にサポーターになっていただきたい、と思っています。


このプロジェクトについての詳細は、
HPを作ったので、こちらを見に来ていただきたいです!
http://cheremeie.wix.com/cheremeieproject



知ってほしいこと、一緒に考えたいことがたくさんあります。


チッタゴン丘陵の子どもたちが
今日も笑顔で学校に通えるように、
彼らの未来を一緒に応援してください。




そんなわけで、3月21日の飛行機で1年間バングラデシュへ行ってまいります。
(完全ボランティアなので、お餞別、絶賛歓迎中です。笑)


新しい土地、
全く分からない言葉、
毎日カレー、
溶けるような気候の中で、
とりあえず精いっぱいできることをやってこようかなと思っています。

わたしがお世話になっているみなさまへ。


教えることよりも、教えてもらうことの方が多いのは、
行く前から分かってる。


だから、たくさんのことを吸収して戻ってきたいと思います。
(戻ってくるかな・・・なんてのは冗談。)



長文、読んでいただきありがとうございます。


向こうでも、facebook使えるときはいろいろ発信していきますね(^^)/



【ちぇれめいえproject】
静岡文化芸術大学の学生で設立された1年間プロジェクト。
代表の渡部が日本語教師として現地の孤児院に滞在する。
HP:http://cheremeie.wix.com/cheremeieproject
Facebook: ちぇれめいえプロジェクト
Mail: cheremeie@gmail.com
Twitter: @cheremeie



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Posted by サヤカ at 02:16│Comments(0)My life
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