2012年06月13日

廃止判定がなされた「内閣府青年の船事業」について。

青年の船」廃止と判定=府省版仕分け―内閣府
時事通信 6月11日(月)21時7分配信

 内閣府は11日、外部有識者との討議を通じて自らの事業の効果を検証する
「行政事業レビュー」(府省版事業仕分け)を行った。
対象6事業のうち、「世界青年の船」と「東南アジア青年の船」を柱とする青年国際交流など4事業について、
政策効果を疑問視する声が有識者から相次ぎ、「廃止」と判定した。




http://live.nicovideo.jp/watch/lv95928251
船の事業仕分の様子が見れます。
3時間7分あたりから~


廃止判定がなされた「内閣府青年の船事業」について。




この事業の既参加者のひとりとして行政事業レビューをみました。

この部屋で資料だけを見て話していてもコンテンツの意図など分からないことがたくさんあります。

きっと仕分ける有識者側と内閣府側のイメージするものが
大きくずれながらの話し合いだなと感じながら、
事業仕分のプロセスを見ました。


説明する内閣府側も、
きちんと把握できていないところや
あいまいな説明になってしまうところがややあったようにも感じます。

確かに費用対効果が事業参加後すぐに数値として表せるものではないかもしれないし、
次世代育成の効果価値なんてどうやって測ればいいのか私も聞かれたら返答に困ってしまう。


しかし、この事業が意味のあるものだということを、
船事業に参加していない国民のみなさんに理解してもらえる説明ができないと
継続していけないのも事実です。

国の税金を使わせていただいているのですから。

私たちもその使命感・意識をしっかりもって参加しました。

コスト削減や内容の再検討は外からの意見を聞きながら、
時代の流れに沿って行っていくべきです。

「廃止」となってしまうことで長年世界中と築いてきた家族、仲間との
顔の見えるつながりが途切れてしまうのはあまりにも惜しいです。

これまで参加した先輩方に素晴らしい活動をされている方々もたくさんいらっしゃいます。

彼らが日本中、世界中で展開する事後活動を提示していくことは可能ではないのでしょうか?


■6月17日13時~
東京のオリンピックセンターにて私たちの参加した世界青年の船の帰国報告会を行います。
(ひとつ前の記事が詳細です。)

是非、現状をご確認いただけたらと思います。
http://24thshipforworldyouth.wordpress.com/


私たちがきちんと声をあげないと、
関心を示さないと、
青少年関連、教育関連の事業予算がどんどん削られていってしまいます。


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この記事へのコメント
廃止には大賛成。
次世代育成は単純な費用対効果では計れないということにも大賛成。
だからこそ、それに代わる「費用対報告」が必要なのだと思う。
が、内閣府のホームページはお粗末極まりない。
多額の税金を注ぎ込んで何をやっているのかがさっぱり国民に開示されていない。
収支報告もされていない。
世界青年の船オフィシャルサイトを除いても、日々、何が行われているのか、青年たちは何を研修しているのか、よくわからない。
乗船した青年一人ひとりが何を感じ、これから何をしようと思いを新たにしたのかもわからない。
すぐに結果が出るものではないということであれば、逆に20年前、10年前の乗船青年たちが乗船体験を生かした今を送っているのか、送っているとすればどう生かされているのか、積極的に発信すべきだと思うがそれもなし。
これでは廃止は当然かと。
乗船した青年、一人ひとりがさやかぐらいの意識を持って、自分のブログやFBなどにその日のこと、その後のことを掲載し、それらのポータルサイト的なものが内閣府ホームページや船オフィシャルサイトにあれば、廃止判定もなくなっただろうけどね。
内閣府側がきちんと説明できないというのは、この事業に対する思い入れ、志がないからだろうね。
そんなの一流民間企業じゃありえないよね。
その一点を捉えても廃止に値すると思うな。
Posted by とおちゃん at 2012年06月19日 23:55
青年の船に乗った者の意見です。
(きっと少数派)
毎日、違う国の人たちと同じ狭い空間で体験を共有することで、これが世界か、と思うこともできるでしょう。
ただし、豪華客船で、毎日たらふくの贅沢な3食をたべて、夜は飲み会、毎日同じ時間におきて点呼され、出し物(劇)の練習、プレゼンの準備、そして友情~恋愛(船内での男女関係)がつづく、30日間。
これが本当に「世界」なのか。
世界には3食たべられないひともいて、もっと自由で、危険で、混沌としているとおもうのですが、
純真な我々青年たちは、最後には感動で号泣し、「これが世界だ」と思うわけです。
事業費7億~8億で、日本人青年100名+海外青年100名。
これだけの税金をだしてもらえるなら、留学のスカラシップをもっと充実してほしい。
あと、「過酷な世界」に住む、学資ローンに苦しむ勤労学生の学費を無償にしてほしい。
Posted by 「世界」なんだろうか? at 2018年02月13日 00:42
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